竹箸-2枚合わせバンブーロッドの練習-

プロジェクトのコンセプト

2枚合わせバンブーロッドのブランクを作る練習として、お箸を作ってみます。
ただのお箸では面白くないので、付加機能として
・割り箸並の麺類の食べやすさ
・バンブーロッド製作時のスレッドの色見本
というのも取り入れます。

この箸を作ると2枚合わせバンブーブランクのノウハウを短時間で一通り経験できると思うので、
これから2枚合わせバンブーロッドを作ってみようと思っている方にオススメです。

サイズは
長さ:22cm(図のC)
ティップ径:2.5mm(図のA×2)
バット径:7.0mm(図のB×2)
とします。
箸なので竹の種類はなんでも良いと思いますが、
今回は真竹でやってみます。

尚、 使用した接着剤や塗料などの安全面に関しては自信がありません。
実践される方は自己責任でお願いします。

竹を割る

まず竹を割ります。
竹割鉈を使わないとまっすぐ割るのは難しいです。
D4_15.jpg
幅はバット径の1.5倍~2.0倍くらいにします。

矯めと火入れ

竹の曲がりを直す「矯め」と、
竹を強くする(?)「火入れ」をします。
私の場合は電気コンロに穴を開けたアルミ鍋を被せて行います。

D4_01.jpg
画像の下の方に写っているのが「矯め木」です。
ホームセンターの100円くらいの木片から自作しました。
この矯め木を使わなくても「矯め」はできると言っているサイトもありましたが、
実際には矯め木を使わないと全然上手くできませんでした。

D4_02.jpg
上が「矯め+火入れ」をする前、
下が「矯め+火入れ」をした後です。
竹の表面の汚れも浮き出るので拭き取ると綺麗になります。

内肉を削る

カッターを使って内肉を削ります。

D4_16.jpg
図の上側が竹の外側(表面)です。
竹の表面のパワーファイバーは一切削らずに内側(内肉)を削ります。

A(ティップ径の半分)と
B(バット径の半分)を直線で結んだ線から下を削り落とすイメージです。
時々ノギスで厚みを測りながら慎重に削って行きます。

削った断面は平面である必要があるので、
カンナやサンダーを使って整えます。

D4_17.jpg
こんな感じのパーツを4本作ります。
4本とも全く同じ厚みで作る必要があります。
(幅はバラバラで構いません)

接着する

4本のパーツを2本ずつ接着します。
D4_18.jpg
こんな感じのパーツが2本になります。
図のように内肉同士を接着します。
接着剤は木工用ボンドです。

D4_03.jpg
アルミの板越しにクランプで挟んで丸一日ほど放置します。
この時にクランプで強く挟みすぎると、
竹が意外と柔らかいのでアルミの板越しでもクランプの位置が凹んでしまいます。

両サイドを削る

内肉を削った時と同じ要領で両サイドを削って行きます。

D4_19.jpg
図のように削るので、最終的には断面が正方形になります。

D4_04.jpgD4_05.jpgD4_06.jpg
断面が正方形になりました。
この画像からパワーファイバーが両端に寄っているのがよくわかると思います。

ヤスリを掛ける

最終整形として角をヤスリで落として行きます。
バット側の端は丸みを帯びるように削ってみました。

D4_20.jpg
先端から4cmはわざと角を多めに残し、麺類が滑りにくいようにします。

その後、サンドペーパーで仕上げます。

塗装

接着剤を使ったのでしっかりとコーティングする為、
「食品衛生法適合」と謳っている水性ウレタン塗料(クリアー)で塗装します。

原液のまま使うと書いてあったので筆で塗ってみたところ、
筆の刷毛跡や塗りムラが酷かったのでサンドペーパーで削り落としてリセット。
水で5倍程度に薄め、ドブ漬け方式にしました。
3回ほど重ね塗りをして綺麗に塗れました。

D4_07.jpg


飾り巻きをする

所持しているラッピング用のスレッドを全色使って
飾り巻き(機能としてはスレッドの色見本)をします。

ロッドにラッピングするときと全く同じ方法です。
最後にエポキシコーティングをして完成です。

完成

これで完成です。

D4_08.jpg
火入れが均等にできなかったので表面の色がバラついています。

D4_10.jpg
バット側です。
接着痕はほとんどわかりません。

D4_09.jpgD4_11.jpg
飾り巻き(スレッドの色見本)部分です。
この画像を見て薄緑が1周少ないことに気付きました。

D4_12.jpgD4_13.jpgD4_14.jpg

衛生的に問題のないフェルールを思い付いたら
次回作はマルチピースにしたいと思います。

  • 最終更新:2016-10-31 02:56:23

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