トラウトガム系
TMCトラウトガム
2010年頃から大流行したマテリアルの1つがこのトラウトガムです。
鹿革を3mm幅の紐状にしたものが1m程度で500円弱と中々のお値段です。
ネットで検索すると鹿以外の革で代用したレポートなどが見つかりますが、いまいち釣果は落ちるとのことですので、ここはちゃんと鹿の革を使った方が良いかもしれません。
手芸屋のディアスキン
お手軽度 | ★★ |
コストパフォーマンス | ★★ |
おすすめ度 | ★★★ |
オカダヤで売っているディアスキンです。
10cm×10cmで350円でした。色の種類が豊富ではないのが残念なところ。
個体差が結構あります。柔らかい方が本物に近いです。
これを3mm幅でカットすれば長さ10cmのものが30本、計3m作れます。
しかも写真のように少し大きめに切ってもらえる(はず)ので更に多く作れます。
TMCトラウトガム:1mで500円弱
手芸屋のディアスキン:3mで350円(1mあたり117円)
<ドイヒーフライシリーズ>
「ディアスキンガム」
2012.10.28 追記
実釣テストをして来ました。
TMCトラウトガムとディアスキンガムで釣果の差は感じませんでした。
<TMCトラウトガム>
<ディアスキンガム>
<ディアスキンガム>
セーム革
お手軽度 | ★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★ |
おすすめ度 | ★ |
ネットでトラウトガムの代用品を調べていると、セーム革というものが使えるという情報が目に付きます。
鹿の革で作られた、貴金属や宝石などを拭くためのものだそうです。
amazonで買えるので入手のしやすさでは優れています。
amazonでセーム革を探す(アフィリエイトではないので御安心ください)
とりあえず様子見でハープの15cm×15cm(送料込みで370円)というのを買ってみました。
色はアイボリーとベージュの中間くらいでしょうか。
予想していたより遥かに薄いです。1.5mmくらいです。
それと表裏がよくわかりません。いわゆる銀面がどちらなのかわからないです。
外周がギザギザに加工されているので、 これを切除したとして14cm×14cmとすると、3mm幅でカットすれば長さ14cmのものが42本、計5.8m作れます。
TMCトラウトガム:1mで500円弱
ハープのセーム革:5.8mで370円(1mあたり64円)
<ドイヒーフライシリーズ>
「セーム革ガム」
やはり革が薄いので力なく垂れ下がります。
2012.11.04 追記
セーム革ガムの 実釣テストをして来ました。
ディアスキンガムと釣果の差は感じませんでした。
<セーム革ガム>
薄いのがよくわかります。
<セーム革ガム>
2012.11.11 追記
ディアスキンガムとの釣果の差はありそうです。
→考察をご参照
手芸屋のピッグスエード
お手軽度 | ★★ |
コストパフォーマンス | ★★★ |
おすすめ度 | ★ |
セーム革が薄くて触り心地もイマイチなのに好結果を出したので
もう鹿でも豚でもなんでも良いような気がして来ました。
ということでオカダヤで売っているピッグスエードです。
10cm×10cmで100円です。色の種類はディアスキンよりは豊富です。
上に写っているのがディアスキンです。ピッグスエードの方が明らかに薄いです。
TMCトラウトガム:1mで500円弱
手芸屋のピッグスエード:3mで100円(1mあたり33円)
2012.11.11 追記
豚スエード(ピッグスエード)ガムの 実釣テストをして来ました。
ディアスキンガムとの釣果の差はありそうです。
→考察をご参照
<豚スエードガム>
<豚スエードガム>
考察
TMCトラウトガムは肉厚で、水に濡れるとグニャグニャになり、ちょっとヌルついた感じになります。
ディアスキンガムも全く同じです。
セーム革ガムやピッグスエードは薄く、水に濡れてもあまりグニャグニャにはならず、ヌルつきも出ません。
この差が原因で、アタリの長さに差が出るように感じます。
TMCトラウトガムやディアスキンガムの場合、アタリが長く続くようです。
フライを口に銜えては吐き出し、銜えては吐き出し、を何度も繰り返しているのかもしれません。
セーム革ガムやピッグスエードの場合、これが短かったです。
TMCトラウトガムやディアスキンガムの方が、魚にとってより餌に近い食感なのでしょうか。
フライパターンとしてはテールが長い部類ですのでショートバイトが多いです。
遅アワセが良いことも多いので、アタリが出たら焦らずに観察することが重要になって来ますが、セーム革ガムやピッグスエードの場合はアタリが続かないことが多いです。
テールを短くした場合は早アワセになると思いますので、この場合は差は出ないと思います。
- 最終更新:2016-11-03 21:21:03