ダイソー縛り
プロジェクトのコンセプト
FVFFが脅威のメカニズムでお送りするドイヒー(酷い)プロジェクトシリーズ。
釣具屋の買い物袋を持って帰宅したら親に怒られた!
ナチュ○ムから荷物が届いたら嫁に小遣いを減らされた!
そんな肩身の狭い環境で、
逞しく生きているフライマンに捧げる本プロジェクト。
ダイソーの買い物袋を持って帰宅しても親に怒られない!
ダイソーでなら何を買っても嫁に文句を言われない!
それが現実だと思います。
だったら、ダイソーで売っているものだけでどこまでフライができるか?
やってやろうじゃないですか。
というのがネタ的な建前です。
100円ショップ全般まで広げると難易度が下がり過ぎてしまうので、
敢えて100円ショップの中でもダイソーに限定します。
それがドイヒープロジェクト”ダイソー縛り”です。
2013年5月 プロジェクト、キックオフ。
ということで始まりましたこの企画、
ルールは至ってシンプルに
「ダイソーで買えるものしか使ってはいけない」
これだけです。
但し、工具など道具類はこの限りではありませんが、
ダイソー製で使えそうな道具類は紹介して行くつもりです。
のんびりやって行きますので更新はかなり遅いと思います。
ダイソー縛りにすることで返ってコスト的には高くなることもあると思いますが、
飽くまでコンセプトは「コストダウン」ではなく「ダイソー縛り」です。
※管理人ダブルはダイソーとは一切関係ありません。
「社員乙」とか言わないでください。
下記のサイト、記事を参考にさせて頂いています。
・FlyRodders誌 2004年1月号 kawagarasuの千葉さんの記事「一週間でつくるバンブーロッド」
フライロッド
そんなわけでフライロッドを作っていきます。
上手く行くかどうかはわかりませんが、失敗したら失敗したで無駄にはならないでしょう。
こちらのコンテンツの応用が多い為、 細かい工程の説明は省きます。
30cmの竹製ものさし、100円です。
竹割鉈で割っているところです。
オーブンで焼きを入れるビフォー・アフター比較。
上から順に
焼く前の裏側、焼いた後の裏側、焼く前の表側、焼いた後の表側です。
とりあえず丸成形したところです。
ティップ(上)と爪楊枝(下)の比較です。
フェルールに適した材料がどうしても見つからず、仕方なくこれを使うことにしました。
竹釣りざお、100円です。
できればこれだけは使いたくなかったのです。
だって釣竿そのものを既に売っていて、それを材料に使ったら面白くないじゃないですか!
「これにガイドつければいいじゃん。ものさし削ってブランク作る必要ないじゃん。」
仰る通りでございます。返す言葉がございません。
で、こんな感じに切り出して「丸竹フェルール」を作って行きます。
一番右のは塗装を削り落とした状態です。
未接着ですがこんなイメージです。
フェルールの接続する機能としては問題なさそうですが、フェルール自体が微妙に曲がっているのが残念です。
できるだけまっすぐな部分を使うようにしてもブランクを繋いで見ると曲がりが強調されます。
Φ15mmの丸棒からウッドスペーサーを作ります。
加工完了。
木管ではないので穴を開ける必要があり、まっすぐドリルを挿すのに苦労しました。
ニスを塗ってウッドスペーサーは完成です。
リールシートの金具に適した素材がなかなか見つからず、
ステンレスのじょうごからリールシートの金具を作ることにしました。
パイプカッターで数分で切断できると踏んでいたのですが、
簡単に潰れて歪んでしまうのでパイプカッターが使えませんでした。
試行錯誤したりリューターで削って切断するのに2時間を要しました。
コルクコースターからコルクグリップを作ります。
(詳細なコルクグリップ作成内容はこちら)
ゼムクリップを曲げてガイドを作ります。
これはもう軽く100個以上作っているので慣れたものです。
(詳細なスネークガイド作成内容はこちら)
これでパーツは全て出来ました。
あとは組み立てるだけです。
ラッピングに使うスレッドはポリエステル製のミシン糸です。
ナイロン製やシルク製はありませんでした。
オイカワっぽく茶色と緑のツートンです。
完成です。
2枚会わせ工法(kawagarasu工法)による、6ピースのバンブーロッドでございます。
ちょっと訳あって3ピース目が短くなっています。
今回初めて竹でブランクを作りましたが、
とても難しく、大変手間が掛かり、なから面白かったです。(最後は群馬弁)
ロッドチューブは表彰状入れです。
開けた時のキュポーン!という音が、静まり返った朝の渓流に響き渡るのはいつのことでしょうか。
ちなみに紙製ですので水際に持ち込むなど言語道断な代物です。
フライライン
工事中です。
- 最終更新:2016-10-31 22:10:02