オイカワ用ロッド自作プロジェクト試作4号機

試作1号機 #2 8'0" 5pc(3pc) 53g
試作2号機        
試作3号機 #1-2 7'5" 4pc 84g
試作4号機 #1 6'10" 2pc 102g
試作5号機 #0 8'1" 4pc(2pc) 43g
試作6号機 #0-1 7'0" 4pc 38g
試作7号機 #1-2 7'5" 6pc 48g
試作8号機 #2-3 6'6"→5'6" 5pc 58g

試作4号機 #1 6'10" 2pc 102g

「DOUBLEMOR Ⅳ for Zacco platypus」(完成)

コンセプト
4号機のコンセプト。
1~3号機は飽くまで「既製品のフライロッドの改造」の域を出ていなかったので、4号機ではフライロッドを使わずに作ります。
具体的には、3号機までにやったこと+グリップとリールシートの自作 です。


材料(ブランク)調達
A6_57.jpg
ブランクにする海向け小物用の180cmの延べ竿です。
タックルベリー某店で大量に新品が788円で売られていました。
2ピースの振り出しで、ティップ側が黒ですがバット側はメタリックな赤です。
短いので3号機で使ったヘラ竿の余剰パーツをバット側に継いで使います。

加工作業開始
A6_58.jpg
デフォルトのグリップは頑張って剥がしてもあまり意味がないので切り捨てます。

4号機は3ピースにしますので継ぎが2箇所になりますが、先端側は初めて印籠継ぎをやってみました。
A6_59.jpg
芯材は家にあったバーベキュー用の串です。
確か100円ショップで4本入りだったと思います。

A6_60.jpg
継いだ状態で5mmくらい隙間が出来る予定だったのですが、
ちょっと失敗してしまって隙間が1cmのところまでしか入りません。

ここから今回の目玉であるグリップとリールシートの自作に入ります。
A6_61.jpg
木管(長さ200mm、外径20mm、内径11mm)は東急ハンズで210円でした。

リールフットがセットされる部分を作ります。
A6_62.jpg
ひたすらヤスリで削ってこんな感じに。
サンドペーパーで仕上げてニスを塗ります。

A6_63.jpg
木管にブランクをエポキシ接着剤で固定して、
リールシートと逆側にコルクシート(100円ショップ)を適当な厚みで巻き付けます。

A6_64.jpg
これは何をやっているかというと、グリップの先端部分だけは芯までコルクで作ろうと、コルクリングを自作しています。
料理用の型抜き(100円ショップで4つセット)を丸く成形して、ヤスリで削って刃を付けます。
同じように金属製の鉛筆キャップの口を削って刃を付けます。
これらの道具を使ってコルク(100円ショップの鍋敷きやコースター)をくり抜きます。

この作業はかなり面倒で、且つ綺麗に作るのが難しいので
A6_66.jpg
とりあえずコイン状に加工されたものを買っちゃった方が良かったかもしれません。
この画像のものでしたらグリップを丸々全部コルクリングで作ったとしても500円くらいで済みます。

A6_67.jpg
出来上がったコルクリングを1枚ずつエポキシ接着剤で固定します。

A6_68.jpg
ブランクに傷を付けないようにマスキングテープで保護しつつ、コルクリング部分をガンガン削ります。

リールシートにリールフットを固定するリングを作ります。
A6_69.jpg
所謂キーリングとか二重リングと呼ばれるものを2個接着して使います。
内径20mmのものであれば今回使った木管で使えます。
画像の一番右のタイプは短順な螺旋構造になっているタイプで、ちょっと今回の用途としては使い難いです。
100円ショップ等ではこのタイプしかないと思います。

A6_70.jpg
エポキシ接着剤を乾燥させる際、小物であればこのようなホビー用クランプがあると便利です。
100円ショップで5個前後のセットで売られています。

A6_71.jpg
キーリングはこんな感じでセットします。
画像左と真ん中のリングは自由に動きますが、一番右のリングは木管に接着しています。

A6_72.jpg
あとはガイドを装着するだけです。
今回はあえて塗装は行わず、ブランクのメタリックレッドの部分もそのままで行きます。

A6_73.jpg
これくらいの荒さで見るとグリップも良い感じに見えますが、近くで見ると安物コルク丸出しで、隙間も多いです。

今回、ガイドは既製品を使用します。
こちらのショップでシングルフットガイド60円×3、SICストリッピングガイド350円×1を購入。
トップガイド (120円)とスネークガイド(60円)も新品を買っても良かったのですが、これらとフックキーパーは3号機の素材になったフライロッドに着いていたものが余っているので流用します。

とりあえず完成
A6_74.jpg
とりあえず完成です。

A6_75.jpg
持ってみた感じでちょっと重いです。
エポキシ接着剤が完全に乾いたら計量してみます。

A6_76.jpg
ブランクが赤と黒のツートンになってしまったので、黒ブランクの部分のマスキングテープのラッピングは黒、飾りは赤でやってみました。
ガイドの銀と相まって仮面ライダー555っぽいです。
赤ブランクの部分は逆にラッピングは赤、飾りは黒でやってみましたがイマイチです。( やっぱりこんな感じです。 )

A6_65.jpg
4号機の仮ラベルです。
今回も願掛けで#1と書くつもりが手違いで#1-2としてしまいました。不吉です。

恒例の、トップガイドに錘(5円硬貨を5枚)を着けての曲がり具合の確認。
A6_77.jpgA6_46.jpgA6_47.jpg
左が試作4号機、真ん中が試作3号機、右がAXISCO AIRRITE #3です。
どれもグリップ部分のロッド角度は45度です。
3号機に比べて曲がり方がスムーズで良い感じです。

コスト
今回も予め持っていた物も含め純粋にコストを出してみます。
工具は考慮しないことにして、消耗品は使用した分だけ計算します。
延べ竿 788円
3号機で使ったへら竿の余剰ブランク 200円
小計(ブランク) 988円
エポキシ接着剤 30円
絵の具用の筆4本セットの内3本 69円
マスキングテープ 5円
ガイド(購入分) 330円
ガイド(3号機で使ったロッドの余剰分) 400円
バーベキュー用の串 10円
木管 210円
コルクシート・鍋敷き 30円
キーリング 190円
小計(ブランク以外) 1,274円
合計 2,262円
ガイドをゼムクリップで作れば1800円程度で作れたことになります。
実際に私が今回購入したもの(延べ竿、筆、ガイド、木管、コルク類、キーリング)の合計は1,737円です。

実釣テスト
2012.12.31
結論から言うとドイヒーなロッドを作ってしまいました。
ラインを通す前に振って感じた違和感は重さだけが原因だと思っていたのですが違ったようです。
アクションが変でまともにフライが投げられません。
上の材料調達のところで書いた、
「短いので3号機で使ったヘラ竿の余剰パーツをバット側に継いで使います。」 これが原因のようです。
ティップ側から1ピース目と2ピース目が元々の延べ竿で、3ピース目は全く別の竿のパーツです。
本来、柔らかさは
1ピース目>2ピース目>3ピース目
となっていなければいけないのですが、
1ピース目>3ピース目>2ピース目
となっているようで、珍妙なアクションになり、パワーが先端まで上手く伝わっていないのだと思います。
振ってみるとかなり気持ちの悪いアクションです。
これは既製品のロッドしか振ったことがないと味わうことができない、ある意味貴重な体験です。
図にするとこんな感じです。
A6_78.png
わざわざ図にするほどのことでもないのですが、この気持ち悪さを是非とも御理解頂きたいあまり、ついムキになってしまいました。ムキー!!
ヘシ折ってやりたい!

再加工
この出来損ないのポンコツロッドをヘシ折りたい衝動を抑え、最少の手間でなんとか使い物になるように加工してみます。
3ピース目のグリップから露出している部分を全部取り除き、グリップからすぐ2ピース目が始まるようにしたかったのですが、出来上がりが6フィート前半になってしまい短すぎると思うので却下。
3ピース目を先から30cmほど切断して、2ピース目を接合しました。
その部分のガイドは綺麗に剥がしてやり直しです。
問題になっていた柔らかすぎるバット部分がかなり排除され、更に接合する際に入れた芯材によって硬くなりました。
これで改善されていることを期待します。

実釣テスト(再)
2013.01.06
やはりおかしなアクションの原因は予想通りだったようで、 再加工は正解でした。
重さがあるのと、投げた時にちょっと竿先がブレる感じがあるのですが、それ以外はとても良い感じでした。
柔らかさも3号機を上回っており、#1を名乗っても良さそうです。
A6_79.jpgA6_80.jpg
約13cmのオイカワを寄せる時の曲がり方。
曲がり方が3号機よりも綺麗です。

総括
番手は#1で良さそうです。
想定外の仕様変更で最終的に2ピースで6フィート10インチと短くなってしまいました。
それでも重量は102gと大変重くなっていますが、意外と使い易いです。
重さの原因はブランクがグラス製であることの他に、印籠継ぎの芯材(スチール)、グリップの木管、リールシートの金具あたりだと思います。
次回作では改善して行きたいと思います。

試作1号機 #2 8'0" 5pc(3pc) 53g
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試作7号機 #1-2 7'5" 6pc 48g
試作8号機 #2-3 6'6"→5'6" 5pc 58g

  • 最終更新:2016-10-26 22:43:54

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