オイカワ用ロッド自作プロジェクト試作3号機

試作1号機 #2 8'0" 5pc(3pc) 53g
試作2号機        
試作3号機 #1-2 7'5" 4pc 84g
試作4号機 #1 6'10" 2pc 102g
試作5号機 #0 8'1" 4pc(2pc) 43g
試作6号機 #0-1 7'0" 4pc 38g
試作7号機 #1-2 7'5" 6pc 48g
試作8号機 #2-3 6'6"→5'6" 5pc 58g

試作3号機 #1-2 7'5" 4pc 84g

「DOUBLEMOR Ⅲ for Nipponocypris temminckii」(完成)

Nipponocypris temminckii とはカワムツのことです。(←さっき調べた)(←しかも読めない)

コンセプト
3号機のコンセプト。
既製品のフライロッドに不可逆な改造をするという意味で1号機に近いコンセプトです。


既製品のロッドを
A6_28.PNG
この図で言うDの部分を大胆にカットして捨てます。
(実際には逆並継部分を作るパーツとして今後使えたりするので捨てません)

A6_29.PNG
そして新たに先端につける柔らかいティップSを作ります。
1号機はティップだけで急に柔らかくなっていましたが、こうすることでバットから徐々に柔らかくなるのではないかという魂胆です。

段々と改造箇所も増え、もう既製品のフライロッドから作る意味が希薄になって来ていますので、
「低番手を改造して超低番手を作る」というコンセプトはこの3号機で最後にします。

材料(ブランク)調達
フライロッドは家にあったオリムピックの「世紀」。
番手の記載はないですが触った感じだと#3~#4といった感じです。
私が最初に買ったフライロッドですが2回しか使っていません。
もう8年間も日の目を見ていないので、こういう形で生まれ変わらせるのも良いかな?なんて思いまして。
改造前の写真を撮るのを忘れたので画像はありません。

A6_30.jpg
ティップ側のブランクにする振り出しのヘラ竿「桔梗II」です。
上州屋ブランドのSZM製品で現行品ですので比較的安定して入手できると思います。
7尺~13尺くらいまでありましたが加工のし易さから仕舞寸法が一番長いもの、その中で一番安価な10尺にしました。
上州屋にて1180円。もちろん新品です。
IIってくらいですから何かとパワーアップしてるんだと思います。

加工作業開始
上のコンセプトを見て頂いているので作業内容は大雑把に説明します。
試作1号機と同じような説明が並んでも煩雑ですしね。

フライロッドのうち、上の図の「柔らかさD」の部分は取っ払いました。
A6_31.jpg
とりあえずグリップの形が気に入らないのでコルク上部を先細になるようにヤスリでガンガン削ってみました。
元はこの画像で言うと左右対象な感じでした。
)( だったのを △ にする感じです。

元々着いているガイドは全て取り去ります。
適当にカッターナイフなどで試行錯誤しながらやってるうちに自然とコツがわかって来ます。
ブランクに傷を付けないように気を付けてれば何をやってもいいと思います。

接続部分は試作1号機で余った鯉竿のパーツを使って逆並継で作りました。

<ドイヒー式逆並継の作り方>
A6_52.png
継ぐ部分のバット側(緑)が

A6_53.png
ギュッと固定できるテーパー状のパイプ(赤)を用意して
(今回はこの赤部分が1号機の鯉竿の余剰パーツ)

A6_54.png
そのパイプをエポキシ接着剤を塗ったティップ側(青)に被せて、外側にマスキングテープでラッピングして上からエポキシ接着剤で固定。
矢印の位置にもラッピング+エポキシ接着をして完成。

ティップ側をパイプに挿して緩い状態であればマスキングテープを巻いて調整します。
ティップ側は調整して固定してしまうのでパイプとのサイズ合わせは適当で大丈夫です。
<ドイヒー式逆並継の作り方・終>

A6_32.jpg
後は塗装とガイドの装着だけという状態です。
4pcです。どうです?凄いでしょう?

A6_33.jpg
でも長さがバラバラです。どうです?ドイヒーでしょう?
上の2本が元「桔梗II」、下の2本が元「世紀」です。

ところが、この時点で繋いで振ってみたところ、どうも思っていたよりも柔らかくない感じです。
製作意欲が物凄い勢いでシワシワにしぼんでしまったのですが、1つ試すことにしました。
A6_40.jpg
試作1号機の総括で書いたことですが、ガイドを取り付けた部分は曲がらなくなるので、ブランクの時点での柔らかさは維持できません。
そこで試作3号機ではガイドの取り付け部分を狭くする為、先端部分にはシングルフットガイドを導入してみます。

というわけで、
A6_34.jpg
今回もゼムクリップ(しかもゴールド)を曲げて曲げて曲げまくります。

A6_35.jpg
左からフックキーパー、ストリッピングガイド、スネークガイド×4、シングルフットガイド×3、トップガイドです。

A6_37.jpg
既製品のスネークガイドはフット部分(ロッドに接する部分)が薄くなっていますので、

A6_38.jpgA6_39.jpg
今回は真面目に削りました。
これで僅かながら安定性が増し、軽量化、スリム化ができた気になります。

A6_36.jpg
会心の出来のストリッピングガイド、自立します。どうですか?どうですか?これがFVFF脅威のメカニズムでございm
たかがガイドを何故こんなに長々と説明しているかというと、作るのに2時間半掛かったからです。誰かに見せたいのです。報われたいのです。

というか正直、ガイドは買った方が良いと思います。
クリップを曲げても出来栄えが悪い割にコストパフォーマンスも良くないです。
恐らく今回私が作った分を買ったとしても、せいぜい1000円~3000円程度ではないでしょうか。
こちらのショップは激安で、スネークガイドとシングルフットガイドが60円、トップガイドは120円です。)
2時間半掛けて出来上がった時の達成感!そしてすぐに訪れた「何やってんだ俺」的な虚無感!
嫌いじゃないですけどね。

先にブランクを黒で塗装してからガイドの取り付け位置を決めて行きます。
今回は少しでも柔らかくしたいのでスパインも考慮します。

やはりラッピングスレッドは使わずにマスキングテープでラッピングします。
A6_41.jpg
上が黒のテープでラッピングした状態で、下が更に金色と銀色の細いテープで飾り巻きをした状態です。
マスキングテープにペンで色を塗ってカッターで切って使っています。

3号機の配色コンセプトはカワムツをイメージして黒・銀・黄色にするつもりだったのですが、黄色の代わりに金色にしました。
これっぽい感じになりました。

あとはラッピングの上からエポキシ接着を行って完成です。

とりあえず完成
A6_42.jpg
とりあえず完成です。

A6_33.jpg
塗装とガイドの装着前の状態と見比べると面白くないですか?私は面白いです。

今回はエポキシ接着剤を塗るのに筆を使ったので結構薄く塗れました。
A6_45.jpg
狙い通り、シングルフットガイドの接着部分はスネークガイドのそれの半分の幅で済みました。
個人的にはスネークガイドの見た目が好きなんですけどね。如何にもフライロッドって感じがして。

A6_43.jpg
ちょっとカッコ良い感じですが、これ以上近くで見ると色々ドイヒーです。
ところで間違えてラベルを逆向きに貼ってしまいました。
Daiwaなどはこの向きですが、SAGEやAXISCO、SHIMANOなどはこれとは逆の向きです。

A6_44.jpg
3号機の仮ラベルです。
今回も仮で#1と書いていますが、「願掛け」とか「おまじない」みたいなものです。

恒例の、トップガイドに錘を着けての曲がり具合の確認。
今回は5円硬貨を5枚にしました。
A6_46.jpgA6_48.jpgA6_47.jpg
左が試作3号機、真ん中が試作1号機、右がAXISCO AIRRITE #3です。
どれもグリップ部分のロッド角度は45度です。

コスト
予め持っていた物も含め純粋にコストを出してみます。
工具は考慮しないことにして、消耗品は使用した分だけ計算します。
フライロッド(世紀) 確か3,000円
SZMのへら竿 1,180円
小計(ブランク+グリップ+リールシート) 4,180円
瞬間接着剤 3円
エポキシ接着剤 30円
絵の具用の筆4本セット 105円
マスキングテープ 5円
ジャンクのブランク(逆並継のフェルール) 5円
ゼムクリップ 10円
塗料 100円
小計(その他) 258円
合計 4,438円
実際に私が今回購入したのはへら竿と筆、ゼムクリップのみです。

実釣テスト
2012.12.08
A6_50.jpgA6_49.jpg
10cm弱のオイカワを寄せる時の曲がり方。モノクロ写真ではありません。こんな天気だったのです。
ダウンクロスだった為か、多めに曲がっております。

総括
#1と#2の両方のロッドを所有していらっしゃる方の意見を参考に、このロッドの番手は#1-2ということにします。
今回も#1が達成できませんでした。道のりは遠そうです。

試作1号機 #2 8'0" 5pc(3pc) 53g
試作2号機        
試作3号機 #1-2 7'5" 4pc 84g
試作4号機 #1 6'10" 2pc 102g
試作5号機 #0 8'1" 4pc(2pc) 43g
試作6号機 #0-1 7'0" 4pc 38g
試作7号機 #1-2 7'5" 6pc 48g
試作8号機 #2-3 6'6"→5'6" 5pc 58g

  • 最終更新:2016-10-26 23:23:22

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