オイカワ用ロッド自作プロジェクト

プロジェクトのコンセプト

FVFFが脅威のメカニズムでお送りするドイヒー(酷い)プロジェクトシリーズ。

オイカワやカワムツ(私の田舎では総じてハヤと呼びます)を#3くらいのロッドで狙う場合、
ちょっと強めにアワセただけで魚もろともピックアップしてしまい、
バックキャストの後にそのまま魚をレイダウンしてから通常の取り込みを行うという
ワケのわからないことになりがちです。
その取り込みの際もロッドが曲がらず引きが楽しめません。
しかし既製品の#1以下のロッドはほとんど見かけず、あっても相当高価だったりします。

じゃあ何とかしてハヤ用のロッドを用意してみよう、というのが当ページのコンセプトですが、
ロッドビルディングは未経験ですし、真面目にやると奥が深くて難しそうなので割と適当にやります。
つまりドイヒーなクオリティになると思います。

目標1.所有している中で最低番手の#3を下回るものを簡単に安価で作る
 →1号機で達成
目標2.比較的入手しやすい既製品の#2を下回るものを作る
 →3号機で達成
目標3.既製品ではあまり見かけない#1と同等もしくは下回るものを作る
 →4号機で達成
目標4.既製品ではあまり見かけない#0と同等のものを作る
 →5号機で達成

こんなドイヒークオリティでも、いざロッドビルディング(メイキング)をかじってみると、
今まで知らなかったロッドに関する知識が見る見る身に付くことに驚きました。
コストダウン以外にも得るものが沢山あり、ロッドビルディング自体の面白さにも気付き、
2本、3本と作り進めていくうちに、自作する一番の理由がコストダウンではなくなって行きました。
1日30分しか作業できなくても、作業スペースがなくても、地道に進めて行けるイカした趣味だと思います。

※当プロジェクトは私がとてもお世話になっているkingfisherさんのサイトの「自作フライロッドでオイカワを釣る」を参考にさせて頂いております。ほとんど焼き直しです。
是非ともkingfisherさんの「オイカワ釣り用フライロッド(ローコスト版)製作メモ」を御覧になってください。
当ページのドイヒーぶりが御理解頂けると思います。

その他の 参考サイト(真面目なロッドビルディング系)
Flyfishing Stream/フライ用品のハンドクラフト/ロッドビルディング
F.FF備忘録。 プラントFさんの工作系の釣りブログ

ロッドビルディングパーツの通販サイト
Angler's Collection BLUE DUN 種類も価格も豊富です。西新宿に実店舗あり。行ったらビックリしますよ。
Tackle Mac 種類は少ないですが激安です。
よろずや齋藤商店 種類はそこそこ豊富で安いです。
LEON 種類がかなり豊富です。

プロジェクト成果物

試作1号機 #2 8'0" 5pc(3pc) 53g
試作2号機        
試作3号機 #1-2 7'5" 4pc 84g
試作4号機 #1 6'10" 2pc 102g
試作5号機 #0 8'1" 4pc(2pc) 43g
試作6号機 #0-1 7'0" 4pc 38g
試作7号機 #1-2 7'5" 6pc 48g
試作8号機 #2-3 6'6"→5'6" 5pc 58g

プロジェクト総括

プロジェクトの目標も5号機で既に達成しており、
作り方に関してのネタもそろそろ尽きて来ましたので、
この辺りで当プロジェクトはクローズとさせて頂こうと思います。

今見ると最初の方のロッドは恥ずかしくて仕方がないのですが、
ドヘタなところから少しずつまともになって行く様子が何かのお役に立てればと思い、
成長記的な意味合いも兼ねて残しておきます。

コンセプトにも書きましたが、
オイカワに適した低番手ロッドは既成品が充実しておらず、
「ないから作る」という実に明確な自作の理由があります。
都合の良いことに、
低番手ロッドの場合は遠投性はさほど気にしなくて良いので、
中番手以上のロッドに比べると、作る上でのハードルは低くなります。
ロッドメイキングの入口としては最適なわけですね。

当初はコストダウンの為だけに始めたロッド作りでしたが、
気が付けばコストダウンは二の次になっている自分がいました。
中番手以上も自作じゃないと気が済まない、
そんなふうになってしまうのも時間の問題のようです。

各パーツの作り方に関しては、別コンテンツとして後日まとめようと思っています。

今後は完成したロッドをただただ紹介する新コンテンツ
ドイヒー自作フライロッドの方でお会いしましょう。

2013年6月

  • 最終更新:2016-10-27 00:10:11

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